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粟國 淳/Jun AGUNI
演出家
東京生まれローマ育ち。ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院でヴァイオリンと指揮法を学ぶ。オペラの演技・演出法をM.ゴヴォーニに師事。1998年より1年間、文化庁派遣芸術家在外研修員として研鑽を積む。
1994年ローマ歌劇場公演にスタッフとして参加、その業績により同劇場の演出部に迎えられる。同時期に藤原歌劇団での外来演出家の演出助手として日本で活動開始。以降イタリア各地で活動を広げる。1997年藤原歌劇団の文化庁青少年芸術劇場公演「愛の妙薬」で演出家デビュー。1998年新国立歌劇場開場記念公演/ F.ゼッフィレッリ演出「アイーダ」を始め、同劇場の様々な公演で来日する巨匠達のアシスタントを務める。以降、新国立劇場、藤原歌劇団、日生劇場、びわ湖ホール、二期会、その他海外で演出を手掛け、その抜群のセンスは国際的にも評価が高い。第 41 回エクソンモービル音楽賞奨励賞受賞。新国立劇場オペラ研修所演出主任講師。日生劇場芸術参与。
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園田 隆一郎/Ryuichiro SONODA
指揮者
2006年シエナのキジアーナ夏季音楽週間「トスカ」を指揮してデビュー。翌年、藤原歌劇団「ラ・ボエーム」で日本デビュー。同年夏にはペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティバル「ランスへの旅」を指揮し、以降ベッリーニ大劇場、ボローニャ歌劇場、ジェノヴァ歌劇場、フランダース・オペラ、読売日本響、東京フィル、日本フィル、京都市響、大阪フィル、大阪響、日本センチュリー響等、国内外のオペラ出演やオーケストラとの共演を重ねている。2018年は藤原歌劇団/第56回大阪国際フェスティバル「ラ・チェネレントラ」、びわ湖ホール「ドン・ジョヴァンニ」、新国立劇場 高校生のためのオペラ鑑賞教室(関西公演)「魔笛」、2019年は藤沢市民オペラ「湖上の美人」、日生劇場「トスカ」、藤原歌劇団「ランスへの旅」、2020年は日本オペラ協会「紅天女」等、オペラと交響曲の両分野で活躍する指揮者の一人。第16回五島記念文化賞オペラ新人賞、第16回斎藤秀雄メモリアル基金賞受賞。藤沢市民オペラ芸術監督。
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伊藤 康英/Yasuhide ITO
作曲家
東京藝術大学卒業、同大学大学院修了。交響詩《ぐるりよざ》などの吹奏楽作品で世界的に知られる。
1987年より、くらしき作陽大学オペラマイスタークラスにてコレペティートルを務め、300曲の声楽曲を創作。その経験からオペラ「ミスター・シンデレラ」(高木達)、オペラ「天生」(荒井間佐登)、合唱オペラ「ねこはしる」(工藤直子)などを作曲。歌曲「あんこまパン」(林望)、歌手・加藤登紀子らによってCD化されている「貝殻のうた」(和合亮一)などが親しまれている。そのほか、100曲に及ぶ吹奏楽作品、ピアノ連弾曲集シリーズ、室内楽作品など、様々な作品を生み出し続けている。
これまでに、アジア諸国に招かれ吹奏楽の指揮活動や講演を行う。教育の分野では、高校の音楽の教科書執筆を行い、多くの声楽家のピアノ伴奏を行なってきた。
日本音楽コンクール作曲部門入賞。静岡県音楽コンクール・ピアノ部門優勝。奏楽堂日本歌曲コンクール優秀共演者賞受賞。浜松ゆかりの芸術家顕彰。浜松やらまいか大使。
東京藝術大学非常勤講師を長らく務め、現在、洗足学園音楽大学教授。www.itomusic.com
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美内 すずえ/Suzue MIUCHI
漫画家
16歳の時、「山の月と子だぬきと」が集英社「別冊マーガレット」で金賞を受賞し、高校生漫画家としてデビュー。1976年から連載の「ガラスの仮面」(白泉社)はベストセラーとなり少女漫画史上、空前のロングセラー作品として、各界から絶大な支持を受け、TVアニメ化、ドラマ化、舞台化されている。
その他、主な作品に「アマテラス」「妖鬼妃伝」「黒百合の系図」などがあり、幅広い層に愛読者をもつ。1982年度 講談社漫画賞、95年度 日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。
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井内 美香/Mika INOUCHI
イタリア語通訳
学習院大学哲学科卒業、同大学院人文科学研究科博士前期課程修了。ミラノ国立大学で音楽学を学ぶ。ミラノ在住のフリーランスとして20年以上の間、オペラに関する執筆、通訳、来日公演コーディネイトの仕事に携わる。2012年から東京在住。イタリアオペラを中心に執筆、取材、通訳、講演の仕事をしている。ボローニャ歌劇場、フェニーチェ歌劇場他、オペラ来日公演における通訳に加え、講演会およびマスタークラスの通訳も多い。
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本谷 麻子/Asako HONYA
字幕翻訳
東京外国語大学イタリア語学科卒業、イタリア外務省奨学生としてヴェネツィア大学に留学。東京外国語大学博士前期課程修了(言語学修士)後、フリーランスのイタリア語通訳・翻訳業に携わる。イタリア語関連の仕事は多岐にわたり、NHKラジオ『まいにちイタリア語』のディレクターを務め、通訳として藤原歌劇団、新国立劇場などのオペラの新制作、イタリアの歌劇場の引越し公演に関わるほか、オペラのリブレットや舞台・映像字幕の翻訳を多数手がけている。
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折江忠道/Tadamichi ORIE
バリトン/藤原歌劇団総監督
東京藝術大学卒業、同大学大学院修了。イタリアに渡り、ミラノ・ヴェルディ音楽院で学ぶ。1982年・83年アレッサンドリア国際コンクール優勝。1982年ヴィオッティ国際コンクール第2位。
1982年のコンクールの優勝により、アレッサンドリア劇場「ドン・ジョヴァンニ」タイトルロールでオペラデビュー以降、欧州各地の歌劇場で主要な役で活躍。また、フェニーチェ劇場主催でロッシーニの「小荘厳ミサ」、フォーレの「レクイエム」などのコンサート、音楽祭、テレビ、ラジオに多数出演した。1992年にはミラノでRAI(イタリア国営放送)にてオーケストラとコンチェルトで共演。
藤原歌劇団には、1988年「ラ・トラヴィアータ」のジェルモンで大成功を収め、同役は持ち役の一つとして度々歌っている他、「マクベス」「清教徒」「ドン・カルロ」「トスカ」「カルメン」「ラ・ボエーム」「ルチア」「愛の妙薬」「ランスへの旅」「カルメル会修道女の対話」「ファルスタッフ」「ドン・パスクワーレ」などで好評を博している。
新国立劇場、びわ湖ホール、愛知県立芸術劇場のオペラの他、「第九」、NHKニューイヤーオペラコンサートをはじめとする各種コンサートに出演するなど、日本を代表するプリモ・バリトンとして活躍を続けている。16年より藤原歌劇団第五代総監督就任。
第16回ジロー・オペラ賞受賞。
藤原歌劇団団員。昭和音楽大学特任教授。東京都出身。
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笛田 博昭/Hiroaki FUEDA
テノール
名古屋芸術大学卒業、同大学大学院修了。第37回イタリア声楽コンコルソ・イタリア大使杯を受賞。第9回マダム・バタフライ世界コンクール第1位。第20回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞後、ミラノへ留学。2011年文化庁新進芸術家海外研修員として再渡伊。2012年フェッラーラ国際コンクール第1位。第50回日伊声楽コンコルソ第1位及び五十嵐喜芳賞・歌曲賞受賞。
2003年名古屋芸術大学特別公演「トゥーランドット」のカラフでデビュー。藤原歌劇団には、2007年「ラ・ボエーム」のロドルフォでデビュー以降、「ラ・ジョコンダ」「仮面舞踏会」「蝶々夫人」「トスカ」「カプレーティ家とモンテッキ家」「カルメン」「ノルマ」「道化師」「リゴレット」と、プリモテノールとして出演を重ねている。
その他、2007年日中国交正常化35周年記念・第9回上海国際芸術祭公演「蝶々夫人」に出演。2度目の留学中、フェッラーラ国際コンクール優勝により、同市立劇場「イル・トロヴァトーレ」のマンリーコでイタリアデビュー。また、NHK-FM「名曲リサイタル」、NHKニューイヤーオペラコンサート、NHK名古屋ニューイヤーコンサート、ローマのヴァチカン国際音楽祭での枢機卿の音楽ミサ、K-BALLET COMPANYや東京フィル他「第九」、ヴェルディ「レクイエム」など各種コンサートに出演。19年には世界的ピアニストのV.スカレーラとリサイタルを開催するなど、今最も注目されているテノール。CD「Istinto〜あるがままに」好評発売中。2008年愛知県芸術文化選奨文化新人賞受賞。第20回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。湯沢町特別観光大使。
藤原歌劇団団員。新潟県出身。
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上江 隼人/Hayato KAMIE
バリトン
東京藝術大学卒業、同大学大学院修了。2005年に第34回(財)江副育英会オペラ奨学生として、2008年に明治安田クリオティブ財団の奨学生として渡伊。2006年ディマーロの“Val di sole”イタリア音楽コンクール優勝。
2011年ヴェルディ・フェスティバル(パルマ王立歌劇場主催)「イル・トロヴァトーレ」のルーナ伯爵で国際的評価を得た。国内では、二期会公演「ナブッコ」「道化師」「ドン・カルロ」「リゴレット」に出演。また同年にはヴェルディの故郷ブッセートでのヴェルディ・フェスティバルで「リゴレット」を演じ大成功を収めた。その他、新国立劇場「アンドレア・シェニエ」ルーシェ、NISSAY OPERA 2016「セビリアの理髪師」フィガロ、新国立劇場開場20周年記念特別公演「アイーダ」アモナズロ、2018年二期会(共催:新国立劇場・日本オペラ振興会)〈三部作〉より「外套」ミケーレ/「ジャンニ・スキッキ」タイトルロール、10月グランドオペラ共同制作(札幌・神奈川・大分公演)「アイーダ」アモナズロで出演。
藤原歌劇団には、2019年「ラ・トラヴィアータ」のジェルモンで初登場し、同年「ランスヘの旅」(共催:新国立劇場・東京二期会)ドン・アルヴァーロで出演。2020年「リゴレット」ではタイトルロールで高い評価を得た。
その他、NHKニューイヤーオペラコンサートに連続出演するなど人気を高めており、東京フィル、日本フィルを始めオーケストラとも共演を重ね、国内外で高い評価を得ているバリトンの逸材として注目を集めている。
第24回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。
藤原歌劇団団員。千葉県出身。ミラノ在住。https://www.hayatokamie.com
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郡 愛子/Aiko KOORI
メッゾ・ソプラノ/日本オペラ協会総監督
1975年に日本オペラ協会より、78年に藤原歌劇団より、それぞれデビュー。日本初演オペラや創作オペラなどで卓越した才能を発揮するとともに顕著な実績が認められ、日本で唯一のオペラ賞であったジロー・オペラ賞を、85年、86年に2年連続で受賞。
また87年には、自身初のリサイタル「オルフェオの世界」で昭和62年度文化庁芸術祭賞を受賞。これまで両所属団体の公演はもとより、小澤征爾指揮「ヘネシー・オペラ・シリーズ」、新国立劇場主催公演、ほか数多くのオペラに出演。
2017年度からは、日本オペラ協会総監督として日本オペラの振興と発展に全力を注ぎ、2017年度「ミスター・シンデレラ」「夕鶴」、2018年度 日本オペラ協会創立60周年記念公演「静と義経」の東京初演、2019年度 スーパーオペラ歌劇「紅天女」の新作初演と、幅広い演目で公演を重ねてきている。
公益財団法人日本オペラ振興会 常務理事/日本オペラ協会 総監督
公益社団法人日本演奏連盟 理事
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堀内 修/Osamu HORIUCHI
音楽評論家
音楽評論家。主にオペラと声楽について書き、話している。
1949年東京生まれで、1970年代から雑誌や新聞に、クラシック音楽とオペラに関する評論活動を行っている。これまでNHK「ウィークエンドシアター」「オペラ・ファンタスティカ」など、テレビやFM放送での解説も行ってきた。主な著書に「オペラ入門」「ワーグナー」(講談社)、「モーツァルト オペラのすべて」「オペラの名盤」(平凡社)、「読むオペラ」(音楽之友社)等がある。
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堀内 修/Osamu HORIUCHI
音楽評論家
音楽評論家。主にオペラと声楽について書き、話している。
1949年東京生まれで、1970年代から雑誌や新聞に、クラシック音楽とオペラに関する評論活動を行っている。これまでNHK「ウィークエンドシアター」「オペラ・ファンタスティカ」など、テレビやFM放送での解説も行ってきた。主な著書に「オペラ入門」「ワーグナー」(講談社)、「モーツァルト オペラのすべて」「オペラの名盤」(平凡社)、「読むオペラ」(音楽之友社)等がある。
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小林厚子/Atsuko KOBAYASHI
ソプラノ
東京藝術大学卒業、同大学大学院修了。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部修了。文化庁芸術インターンシップ研修員。文化庁新進芸術家海外留学制度研修員として渡伊。
2000年に藤原歌劇団文化庁芸術体験劇場公演「愛の妙薬」ジャンネッタでデビュー。その後、「ラ・トラヴィアータ」アンニーナ、「蝶々夫人」ケイト、「アドリアーナ・ルクヴルール」ジュヴノ、「ランスヘの旅」デリアなどへの出演を経て、2007年「蝶々夫人」に抜擢され、藤原歌劇団にタイトルロールデビュー。2018年「ナヴァラの娘」(日本初演)のアニタを演じ、高い評価を得た。
その他、2015年イタリア・ビトントでのトラエッタ・オペラフェスティバル「蝶々夫人」タイトルロールで、トラエッタ劇場及びクルチ劇場にてイタリアデビュー。近年では、八王子オリンパスホール「アイーダ」タイトルロール、びわ湖ホール「ワルキューレ」ゲルヒルデ、新国立劇場高校生のためのオペラ鑑賞教室「蝶々夫人」「トスカ」各タイトルロールなどに出演。また、2018年新国立劇場「トスカ」の千秋楽公演において、急遽代役でタイトルロールを務め高い評価を得た。2019年新国立劇場高校生のためのオペラ鑑賞教室「蝶々夫人」に出演。その他、ベートーヴェン「第九」「ミサ・ソレムニス」、ヴェルディ「レクイエム」、マーラー「復活」などのソロや、様々なコンサートでも活躍している。
藤原歌劇団団員。財団法人地域創造登録アーティスト。長野県出身。
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光岡暁恵/Akie MITSUOKA
ソプラノ
昭和音楽大学卒業、同大学大学院修了。平成14年度文化庁新進芸術家国内研修員。平成16年度文化庁新進芸術家海外留学制度研修員として渡伊。2007年からチューリッヒ歌劇場のオペラ研修生IOSメンバーとして2年間研鑽を積む。Bunkamura/産経新聞主催“第2回オペラティックバトル”第1位。第39回日伊声楽コンコルソ第3位。2008年静岡オペラ国際コンクール優勝(日本人初)、同時にオーディエンス賞、三浦環特別賞の三冠獲得。
2000年昭和音楽大学オペラ公演「愛の妙薬」のアディーナでデビュー。藤原歌劇団には、2006年「ランスへの旅」フォルヴィル伯爵夫人でデビューし成功を収め、「ルチア」「オリィ伯爵」「ファルスタッフ」「ラ・トラヴィアータ」「愛の妙薬」「カプレーティ家とモンテッキ家」等で好評を得ている。ベルカントオペラフェスティバル イン ジャパン2019「バロックコンサート」でオールバロックプログラムに初挑戦し、高い評価を得た。
新国立劇場には2013年高校生のためのオペラ鑑賞教室「愛の妙薬」でデビュー。第4回静岡県民オペラ「夕鶴」つう、「第九」「メサイア」ソロや、NHK名曲リサイタル、TOKYO MET SaLaD MUSIC FESTIVAL 2018/大野和士指揮「カルミナ・ブラーナ」など各種コンサートに多数出演。海外では、チューリッヒ歌劇場こどものためのオペラ「魔笛」夜の女王、アメリカやクロアチア・ザグレブ国立歌劇場、イタリア・ヴィチェンツァオリンピコ劇場にてコンサートに出演する等、国際的にも活躍している。
第39回川崎市アゼリア輝賞受賞。
藤原歌劇団団員。昭和音楽大学非常勤講師。埼玉県出身。
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中井 亮一/Ryoichi NAKAI
テノール
名古屋芸術大学卒業、同大学大学院修了。NPO法人イエロー・エンジェル(宗次徳二氏創設)の奨学生として、2005年より渡伊。ミラノ音楽学校で学んだ後、スカラ座音楽院オペラ研修所合唱団員養成コース・ディプロマ取得。
留学中、各地で「結婚手形」エドアルド、「ドン・パスクワーレ」エルネスト、「道化師」ペッペ、2006年ヴェネツィア音楽祭をはじめ各種コンサートに多数出演。2007年ロッシーニ・オペラ・フェスティバル「ランスへの旅」に騎士ベルフィオーレで出演し好評を得て、2008年フェニーチェ歌劇場「ロッシーニ・ガラ・コンサート」のソリストに抜擢される等、国際的にも活躍。
藤原歌劇団には、2010年「タンクレーディ」のアルジーリオに賛助出演しデビュー以降、「夢遊病の女」「ファルスタッフ」「ランスヘの旅」「セビリャの理髪師」「ドン・ジョヴァンニ」「ラ・トラヴィアータ」「愛の妙薬」に出演し、いずれも絶賛を博している。日本オペラ協会には、「ミスター・シンデレラ」「夕鶴」「静と義経」に出演。
また、「第九」「メサイア」「カルミナ・ブラーナ」、モーツァルト「レクイエム」「戴冠ミサ曲」などのソリストとしても数多くの作品に出演する他、学校音楽鑑賞会およびアウトリーチ活動、ボランティア訪問演奏など幅広く活躍している。CD「日本の心を歌う」好評発売中。
藤原歌劇団団員。日本オペラ協会会員。桜美林大学非常勤講師。山口県出身。http://www.tenore-nakai.net
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笛田 博昭/Hiroaki FUEDA
テノール
名古屋芸術大学卒業、同大学大学院修了。第37回イタリア声楽コンコルソ・イタリア大使杯を受賞。第9回マダム・バタフライ世界コンクール第1位。第20回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞後、ミラノへ留学。2011年文化庁新進芸術家海外研修員として再渡伊。2012年フェッラーラ国際コンクール第1位。第50回日伊声楽コンコルソ第1位及び五十嵐喜芳賞・歌曲賞受賞。
2003年名古屋芸術大学特別公演「トゥーランドット」のカラフでデビュー。藤原歌劇団には、2007年「ラ・ボエーム」のロドルフォでデビュー以降、「ラ・ジョコンダ」「仮面舞踏会」「蝶々夫人」「トスカ」「カプレーティ家とモンテッキ家」「カルメン」「ノルマ」「道化師」「リゴレット」と、プリモテノールとして出演を重ねている。
その他、2007年日中国交正常化35周年記念・第9回上海国際芸術祭公演「蝶々夫人」に出演。2度目の留学中、フェッラーラ国際コンクール優勝により、同市立劇場「イル・トロヴァトーレ」のマンリーコでイタリアデビュー。また、NHK-FM「名曲リサイタル」、NHKニューイヤーオペラコンサート、NHK名古屋ニューイヤーコンサート、ローマのヴァチカン国際音楽祭での枢機卿の音楽ミサ、K-BALLET COMPANYや東京フィル他「第九」、ヴェルディ「レクイエム」など各種コンサートに出演。19年には世界的ピアニストのV.スカレーラとリサイタルを開催するなど、今最も注目されているテノール。CD「Istinto〜あるがままに」好評発売中。2008年愛知県芸術文化選奨文化新人賞受賞。第20回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。湯沢町特別観光大使。
藤原歌劇団団員。新潟県出身。
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こんな時間が欲しかった!

ご家庭に居ながらにして、とっておきのオペラトークが楽しめます。
第一線で活躍する「オペラびと」が披露する、あんな話、こんな想い出、とっておきのエピソード。
貴重な写真や歌の映像も交えて、オペラの魅力を縦横無尽に語る60分。
オペラ好きはもちろん、これからオペラの世界を知りたい方にもおススメのトーク型講座全10回。
毎回コンサート・ソムリエの朝岡聡がご案内します。
沢山の皆様と、さぁ御一緒に!
各講座内容
全10回の豪華ゲスト陣は、オペラ界の第一線で活躍するアーティストたち
第1回:2020年10月1日(木)〜
「ここがツボです!オペラの演出」

現代のオペラは演出の時代とも言われています。同じ作品でも、演出によって随分と印象は変わるもの。説得力ある舞台づくりで定評のある粟國淳さんを迎えて、オペラの演出への想いとポイントを、これまでの経験や実例を交えてお話しいただきます。オペラ鑑賞の奥行きが増すこと請け合い!
【講座概要】
◆演出家のお仕事 / ◆父・粟國安彦のこと / ◆音楽と台本の関係 /
◆演出は説得? / ◆指揮者との関係 / ◆名作ゆえの愉しみかた …他
第2回:2020年10月15日(木)〜
「オペラ指揮者 とっておきの話」

オペラ指揮の旗手の一人、園田隆一郎さんが語るオペラ創りの世界。修業時代のエピソード、実際の公演にむけての指揮者ならではのアプローチ、そして同じオペラでも、歌手によって随分と歌が変化する面白さ…オペラ現場ならではの興味深い話をピアノ実演も交えて語っていただきます。
【講座概要】
◆オペラへの道 / ◆イタリアでの修行時代 / ◆師との出会い /
◆ロッシーニの魅力 / ◆まずは「台本」 / ◆ロッシーニ・クレッシェンドの秘密 /
◆装飾歌唱の仕方 …他
第3回:2020年11月1日(日)〜
「いま、日本のオペラが面白い!」

作曲家・伊藤康英さんのオペラと言えば「ミスター・シンデレラ」。2001年初演のこの作品は再演を重ねて、現代日本オペラの輝ける存在となっています。その人気のヒミツと日本オペラの方向性やオペラ作曲のツボについて作曲者自身が存分に語る60分。発見と共感に満ちたひとときとなるでしょう。
【講座概要】
◆オペラ作曲の出発点 / ◆オペラの作り方 / ◆台本との向き合い方 /
◆「ミスター・シンデレラ」のヒミツ / ◆実演!伊藤流「愛のうた」 …他
第4回:2020年11月15日(日)〜
「紅天女と私」

累計発行部数5000万部を越えた漫画「ガラスの仮面」の劇中劇「紅天女」。それがオペラとして5日間公演の大ヒットとなったのはオペラ公演史に残る快挙でした。原作・脚本・監修を務めた美内すずえさんに、原作からオペラにするにあたっての工夫やポイントをオペラの名場面を交えて伺います。
第5回:2020年12月1日(火)〜
「イタリア語に恋をして…」~オペラと言葉の現場から~


オペラ鑑賞に欠かせない「日本語字幕」。そして指揮者や歌手など日本を訪れるイタリア人アーティストとのコミュニケーションに必要な「通訳」。この回は日本におけるこの分野の第一人者を迎えて、イタリアオペラと言葉の関係に迫ります。台本の意外な真実や有名歌手のエピソードが飛び出すかも?
第6回:2020年12月15日(火)〜
「だから面白い!『フィガロの結婚』その真の魅力」

85年を越える歴史を持つイタリアオペラの殿堂、藤原歌劇団の折江忠道総監督が登場。その魅力を語ると同時に、2021年新春に上演する「フィガロの結婚」を採り上げます。天才モーツァルトが台本作家ダ・ポンテと組んで仕掛けた面白さの秘密は何なのか?! 名作オペラを一層楽しめるヒントがいっぱい。
第7回:2020年12月30日(水)〜
「我ら、イタオペ至上主義者です!」


愛をこめて「イタオペ」と呼ばれるイタリアオペラ。人気と実力ピカイチの2人を迎えて、とことんイタオペの魅力を語ってもらいます。歌と共に、オペラと共に人生を歩むアーティストのこれまでとこれから…、表現者としての素顔と本音も。あっ、もちろん歌もご披露いただきますよ!
第8回:2021年1月15日(金)〜
「OPERAとオペラ」~舞台に捧げる愛~

イタリアで生まれたOPERAは、400年の間に世界の国や地域で独自の発展を遂げています。60年を越える歴史を持つ日本オペラ協会は幾多の作曲家に現代日本オペラの創作を依頼し、上演し、再演してきました。海外のOPERAも日本オペラも人を夢中にさせる!そんな信念の持ち主、郡愛子総監督が自らのオペラ人生と共にその情熱を語ります。
第9回:2021年2月1日(月)〜
「もっと!美味しいイタリアオペラ」~その味わい方のヒント~

見れば見るほど面白くなる…、見比べるともっと面白くなる…、指揮者や歌手が違うと同じ作品でも印象が変わる…。オペラの味わい方には様々な方法があります。オペラ評論家の堀内修さんがイタリアオペラをより楽しむための「独自の視点」を提案。あなたのオペラ人生が格段に豊かになります。
第10回:2021年2月15日(月)〜
「響宴!オペラの華」~ソプラノとテノール、魅惑の世界~





シリーズ最終回は藤原歌劇団のスター歌手陣が繰り広げるコンサート。オペラの華であるソプラノとテノールにスポットを当てます。声のタイプの違いで、歌うアリアや役柄も変わるのがソプラノとテノール。それぞれの持ち味とはどんなものなのか? 4人の得意なアリアをじっくり鑑賞できる至福の時間です。
受講料
・オンデマンド配信:全10回セット¥28,000 (税込)/各回¥3,000(税込)
・DVD:9回セット(送料込)¥26,800(税込)/DVD:9回セット(送料込)+ 第4回インターネット視聴 ¥29,800(税込)
※第4回【美内ずずえ「紅天女と私」】は、DVDには含まれておりません。
視聴料プラス3,000円(税込)にてインターネット配信でご視聴可能です。ご希望の方は別途お申し込みください。
申込期間
・オンデマンド配信:2020年9月1日~2021年2月22日
・DVD:2020年8月15日~2021年2月22日
※上記期間中であれば、各講座の配信開始後も、随時お申込み可能
選べる!!2つの視聴方法
★オンデマンド配信
各回10:00より配信開始!! アーカイブは2021年5月31日(月)まで閲覧可能。
PC、スマートフォン、タブレット…いつでもどこでもご視聴いただけます。
★DVD
配信日当日にご自宅に届く!!
講座配信終了後もお手元に残るので、繰り返しお楽しみいただけます。
【お申し込み方法】
①チラシのDVD申込用紙にご記入のうえ、FAXまたは郵送にてお申込みいただくか、seminar@jof.or.jp に下記項目をメールにてお送りください。
メール送信内容
・氏名(フリガナ)
・ご住所
・お電話番号
・携帯電話番号(任意)
・メールアドレス
・お申込セット数
・第4回オンデマンド視聴有無
②お申込後、2週間以内に下記の口座にお振込をお願い致します。2週間以上経過しますとキャンセル扱いとさせていただきますのでご了承ください。
お電話でお申し込みの場合は、クレジットカード払いも可能です。
③入金確認後、配信日前日に発送予定です。
※地域によっては、配信日以降の到着になる可能性がございます。予めご了承ください。
【お申し込みはこちら】
日本オペラ振興会チケットセンター
TEL 03-6721-0874(平日10:00〜18:00)
FAX 03-6721-0997
[振込先]
三菱UFJ銀行 赤坂見附支店 普通預金口座0027027
公益財団法人日本オペラ振興会
※振込手数料はお客様負担となります。予めご了承ください。
講座に関するお問い合わせ
公益財団法人日本オペラ振興会 事業制作部044-953-6411(平日10:00〜18:00)
seminar@jof.or.jp
主催
公益財団法人日本オペラ振興会
助成
マグカル