【キャストコメントvol.12】ドン・マニーフィコ役の押川浩士からのメッセージ★動画付き

ロッシーニの魔法にかかった、灰かぶり娘のシンデレラストーリー

2024年4月27日（土）・28日（日）14:00 開演（13:00 開場）テアトロ・ジーリオ・ショウワにて、藤原歌劇団創立90周年記念公演のオープニングに、G.ロッシーニ作曲「ラ・チェネレントラ」を公演します👑

ペローの童話、シンデレラの絵本から“再び”登場人物たちが飛び出してきた！
オペラ・ブッファの巨匠ロッシーニの傑作「ラ・チェネレントラ」待望の再演！！

キャストコメント第12弾は、ドン・マニーフィコ役を演じる、押川浩士からのメッセージをご紹介します✨

Q 押川さんにとってロッシーニ作品とは

私は声が軽い方のバリトンなので、どちらかというと、ロッシーニ、ドニゼッティ、モーツァルトの作品などをよく歌っており、その中でもロッシーニはとても好きな作曲家です。何年か前に「セビリャの理髪師」でフィガロ役を演じ、歌人生の中で一番演じたい役だったので、この役を演じることができてとても嬉しかったです。2018年に「ラ・チェネレントラ」のダンディーニ役を演じさせていただき、2番目に好きな役なので、1位と2位を藤原歌劇団で演じることができて本当に嬉しかったです。
今回「ラ・チェネレントラ」をやるというお話をいただいて、「やった！」と思いました。なぜかというと、2018年に演じたダンディーニ役は覚えるのがとても大変で、歌いこなすのも本当に大変な役でした。

今回もダンディーニ役を歌えると思いきや、なんとドン・マニーフィコ役を演じます。 同じ低声部の役ですが、ダンディーニは偽の王子、ドン・マニーフィコは男爵です。意地悪なお父さんですが、楽譜上の書き方が全く違い、ダンディーニにはアジリタがたくさん出て来ます。
アジリタとは、一つの単語に音符をたくさん装飾して音をきらびやかにします。これを歌う技術が凄く要求され、あまりにも速いので音が滑らない様に気をつけなければいけません。ダンディーニの登場のシーンで歌われる曲の中にアジリタが多く出てくる一番の難所があり、音が滑ることが非常に起きやすく、とても難しいです。

今回演じるドン・マニーフィコは、アジリタはそんなに多く出てこないですが、代わりに早口がとても多く出て来て、とにかく早口がとても多い役です。歌い切るだけで非常に難しい、というところがドン・マニーフィコ役の見せどころです！

その中で演技が入ったり、どんな声で歌うのか、感情を入れるなど、様々な要素が入って来ます。これを出演者全員がやるので、とても難しいですが、同時にそれが楽しいところでもあります。

Q 公演にお越しくださる皆様へ

「ラ・チェネレントラ」は皆さんがよくご存知の「シンデレラ」です。シンデレラの元々の意味は「灰かぶり」という意味です。オペラ「ラ・チェネレントラ」は童話のシンデレラと少し変わっており、ここがまた面白いポイントです。
物語の大筋は変わりませんが、魔法使いではない別の人が出てきたり、童話では継母が出て来ますが、オペラではお父さんになっていたり、ガラスの靴が別のものに変わっていたり。二人の意地悪なお姉さんも出てきますし、誰もが知っているシンデレラストーリーです。物語を知っているという前提で観ることができるので、とても楽しめると思います。

今回は再演となります。登場人物がミニマムの設定になっており、舞台上に大きい絵本があって、この中から登場人物が飛び出てきます。時計やペンも大きくなっており、登場人物は小人サイズという世界観になっています。
シンデレラ（アンジェリーナ）を助けてくれるサブキャラクターであるネズミたちも登場し、舞台セットもとても可愛いらしいです。
オペラの中には超絶技巧や壮大なアンサンブルがあり、舞台を観ていても楽しいですし、聴いていても本当に楽しめる作品です。ぜひ皆さんに見ていただきたいです！

稽古の様子も少しだけ覗けるインタビュー動画もぜひお楽しみください🎵

公演情報

ラ・チェネレントラ特設サイト

藤原歌劇団創立90周年記念チケット

S席ペアチケット：¥30,000（S席¥15,000×2枚）

• 有料プログラム（販売価格¥1,000）２冊付き
• サイン入り公演写真２枚付き

※日本オペラチケットチケットセンターへのお電話へお申込みの方限定特典となります。

※サイン入り公演写真は、全ての出演者のご用意はございませんので予めご了承ください。種類は公演当日、販売所にてご確認ください。

チケット情報

Ｓ席　15,000 

Ａ席　12,000 

Ｂ席　8,000 

Ｃ席　4,000

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