プロフェッショナルコースカリキュラム

※担当講師については2024年度現在のものです

オペラ演習

プロフェッショナルⅠコース

  • 古典オペラによるアンサンブルの研究
  • イタリア語によるレチタティーヴォ唱法の基礎から重唱に至るアンサンブルの構築力
  • 表現方法を現場に根ざしたディクション・コレペティ・指揮者による段階を踏みつつ稽古を進め、後期からは演出家も入り身体表現も行い、より総合力を高める舞台演唱の研鑽

プロフェッショナルⅡコース

  • 個々のレパートリーとなり有る演目から、引き続きアンサンブルの研究
  • 声質・キャラクターに合ったより高度な次元で、総合力を高める
  • 後期は新人育成アンサンブル公演に向けた演目研究を通して、オペラ歌手としての研鑽の完成を目指す

日本オペラアンサンブル演習

プロフェッショナルⅠコース

当財団の2本柱の一方である日本オペラ協会へのアプローチ。日本オペラの古典〜近代の作品を知り日舞授業で習得した日本もの特有の所作を日本オペラ演習に応用し稽古を重ねていく。日本オペラ協会総監督が加わることもある授業。

講師

【指揮】

  • 坂本 和彦
  • 須藤 桂司

【コレペティトゥア】

  • 星 和代
  • 小滝 翔平
  • 加藤 紗耶香

イタリア語

プロフェッショナルⅠコース

言語は、それが帰属する文化の「巨大なる縮図」であり、広義での言語的行為に関わらない人間的活動も芸術的発想もあり得ないと言えるほどに、言葉自体の内面を掘り下げるアプローチには、舞台表現の本質に通ずるエッセンスが漲っている。
ここでは、基礎文法に偏り過ぎず、発する音声に対する鋭敏な知覚・反復能力と、伝えるべき意味内容に関する正確な解釈能力への基礎を培うことを目指す。

講師
冨永 直人

日本舞踊

プロフェッショナルⅠコース

和服を着た際の立ち方、所作など客席から見られる目を感じ、和の舞台的な美しさや、扇子の持ち方、足の運びや、動きを習得する。蝶々夫人や邦楽作品では、欠かすことのできない所作である。

講師
吾妻 千穂

ダンス

プロフェッショナルⅠコース

身体の仕組みを知り、正しい使い方、美しい動きを身につけ、適切で効果的な表現が身につくようにする。オペラにおけるダンスの意味や必要性を理解し踊ることへの抵抗感をなくしのびやかに表現することをねらいとし現場において応用のきく身体性を獲得する。

講師
市瀬 陽子

演技

プロフェッショナルⅠ・Ⅱコース

戯曲台本の読み込み解釈や、イマジネーションを駆使した台本の構築、身体能力の開発や自己解放を目指す。また、イタリアオペラのキャラクターの認識や即興劇などを通じた応用力に富んだ表現スタイルを養う。

講師
内田 潤一郎、光瀬 名瑠子

メイク

プロフェッショナルⅠ・Ⅱコース

舞台メイクの基礎を学ぶ。自画像デッサンで自分の顔の特徴を把握し実技に入る。舞台空間での照明効果や、客席からの視覚なども認識する。 2年間掛けて、和物・洋物双方の様々なキャラクターの特徴をつかむ。

講師
高橋 清子

舞台照明

プロフェッショナルⅠ・Ⅱコース

当財団の公演をはじめとした、第一線で活躍する照明家による講義。映像資料なども用い、舞台に立つ側・見られる側の認識を養う。

講師
西田 俊郎

オペラ史

プロフェッショナルⅠ・Ⅱコース

西洋音楽史的な学術論にとどまらず、上演史、演奏様式の変遷など多角的なアプローチをする授業。

講師
井内 美香

芸術鑑賞

プロフェッショナルⅠ・Ⅱコース

当財団の本公演に限らず、多くの舞台公演、演奏会を見聞し、レポートを提出する。常にオペラ歌手としての見識を深められるようカリキュラムに組まれている。

近年の特別講師

著名な演奏家や世界で活躍する指揮者、歌手などが来日する際、随時、公開講座が設けられる。

講師

【公開講座】

  • マリエッラ・デヴィーア
  • アルベルト・ゼッダ
  • テレサ・ベルガンサ
  • ヴィットリオ・グリゴーロ
  • カルメン・サントーロ

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