前半は演奏機会が決して多くない、カンタータ「テーティとペレーオの結婚」。
ロッシーニの超絶技巧が随所に現れるこの作品ですが、マエストロ・ゼッダの軽妙かつ流麗な音楽で作品の良さが充分に伝わったのではないでしょうか?
一変して後半プログラムの「スターバト・マーテル」。
こちらは「テーティとペレーオの結婚」とは全く違いとても重厚な音楽で、様々な角度からロッシーニの醍醐味を満喫できたコンサートになりました。
兎にも角にも、主役のマエストロ・ゼッダは連日熱いご指導にも関わらずとてもお元気で、本番も生き生きとした後ろ姿を見せてくださいました。
稽古からもとても表情豊かに音楽を先導してくださる様子は、まさにロッシーニの神様と呼ばれるにふさわしいお姿。
コンサートの最後には、「米寿」といえば金に輝くちゃんちゃんこということで、マエストロ・ゼッダに羽織っていただきました!
ご来場いただいた方には、とてもお似合いなこちらのお姿が目に焼き付いているのではないでしょうか…?
実はこの公演の前日…
オーケストラ合わせの合間に、折江総監督をはじめソリスト勢でプレゼントとしてお渡ししていました!
イタリアにはもちろんこの日本のお祝い事の風習は無いので、マエストロに「米寿」をご理解いただき、日本のゼッダファンの皆さまのお祝いの気持ちが届いたのではないでしょうか。
お越しいただきました多くのお客さま、キャスト・スタッフ一同、心から御礼申し上げます!
ご来場誠にありがとうございました!!