教室へ入ってみると・・・・
藤原歌劇団の創設者であり、トップテナーであった藤原義江氏のパネル写真が
壁に置かれています。
藤原義江氏に見守られながらの授業・・・
ここで歌うと神がかり的に上手くなりそうな気がしてきます。
それぞれに与えられたオペラアンサンブル。
こちらはヴェルディのオペラ「シモン・ボッカネグラ」の二重唱。
中村靖先生は音楽について、またイタリア語の発音についての注意にも及んで指導され、
なにより、自分が相手役になって、真剣に歌われています。
オペラの一場面を受講生と共に創っていく授業なのですね。
ヴェルディ作曲のオペラ「椿姫」などの数々のオペラアンサンブルを課題として
オペラの人物になりきって楽しそうです。
少人数制なので、3時間の授業時間中、毎回必ず人前で歌う機会があり、
歌う前はドキドキ感があるようですが・・・。
いざ、歌ってみて、失敗してしまっても大丈夫。
やさしく、アドバイスをされる中村靖先生。
他の方々は自分のレパートリー以外のオペラについても知識を得ようと
熱心に聴き入っています。
いつも笑顔が絶えないアットホームなコースです。
そして・・・中村靖先生が担当する個人レッスン中にもお邪魔してきました。
この選科生声楽アミーチコースと選科生声楽ストゥーディオコースには
年間30回のレッスン講師による45分間の個人レッスンがカリキュラムに入っているのです。
ヴェルディの「シモン・ボッカネグラ」一幕フィエスコのアリア。
あるコンクールの本選へ向けて、改めて発声についてのアドバイスを受け、
さらに曲の完成度を高めていらっしゃいました。
この選科生声楽アミーチコースには水曜午後・夜コースの他、土曜日も午後・夜コースがあります。