平成30年度 ボランティア演奏活動~老人ホームへ歌声を届けに~
オペラ歌手育成部
今年も近隣の特別養護老人ホーム「虹の里」様より12月のお誕生日会にお招きいただき、去る12月3日(月)にオペラ歌手育成部生の歌声を届けて参りました。
毎年在籍者から有志者を募りボランティア演奏活動をしています。
今年は専門Ⅱ昼コースから5名とマスターコースから3名が参加しました。
今年のオープニングは・・・元気よく
オペレッタ《こうもり》から「乾杯のうた」を全員合唱。
つづいてのプログラムは盛り沢山の内容で。
日本の歌「冬の夜」「里の秋」
懐かしい歌に、思わず皆さんも一緒に口ずさんでいました。
「幸せなら手をたたこう」では手遊びを交え一緒に手をたたいたり、手をつないだり・・・お一人お一人の近くに寄り添って一緒に歌う育成部生たち。
「雪やこんこ」「赤とんぼ」のソロ、そして「証城寺の狸囃子」は狸のふりをして楽しい合唱を。つづいて全員でクリスマスソング「もろびとこぞりて」「ジングルベル」「きよしこの夜」を歌うと音楽に合わせて身体をスイングしている方もいらっしゃいました。
オペラ「ジャンニ・スキッキ」よりO mio babbino caroのソロに続いて
オペラ「椿姫」より乾杯の歌を全員で熱唱。
「いい声だねー」「さすがだね」とのお褒めの言葉が聞こえる中、エンディング曲「ふるさと」をみなさんと一緒に歌い大きな拍手で見送って頂きました。
最初はこわばって歌っていた育成部生たちも、だんだんと会場の皆様と心がつながって、名残惜しい雰囲気に。「また来年お会いできることを楽しみにしてます」と司会が話すと、会場からは「よかったー!」と一年後を待ちわびる声があがりました。
歌声を届けにいった育成部生たちは授業では得ることのできない、貴重な経験をすることが出来ました。お客様を前にした歌声は今までと違ったことは言うまでもありません。このような機会を頂き感謝するとともに、育成部としても歌の力で少しでも福祉貢献できたなら幸いに思います。