本日は、エルネスト役(7/1&3)を務めます許昌(シュー・チャン)からのメッセージをご紹介します。
「今までドニゼッティの作品は「ランメルモールのルチア」「アンナ・ボレーナ」「ドン・パスクワーレ」を歌いましたが、「ドン・パスクワーレ」は他の作品とは違った作風で、笑いあり涙ありの物語です。エルネストは演じるのが楽しい役ではありますが、特にテノールのTessitura(全体の音域)が高めに書かれていることから、とても難しい役で、海外においてあまり多く上演されない理由の一つにはこのこともあると思われます。
私は2000年に東京芸術大学大学院に留学し、その後ヨーロッパに渡り、今まで日本ではいろいろとコンサートには出演してきましたが、オペラは今回がデビューなので、興奮し、緊張しつつも、とても楽しみにしています。短い期間ではありますが、共演者の皆様と人生の良き思い出が作れれば嬉しいなと思います。
歌手にとってお客様の応援が何よりもの力になります。私も精一杯頑張りますので、是非楽しみに劇場までお越しください!」
今回、藤原歌劇団デビューとなります許昌からの力強いメッセージをお届けしました。次回のキャストコメントもどうぞお楽しみに!