今回は、全2回で開催されたベルカント研究会の第2回目となります。
髙橋和恵先生と高橋薫子さんによる前回、第1回目(レチタティーヴォ・セッコ)の復習の後、今回のイントロダクションが行われました。
第2回目のメインである、フランチェスコ・ベッロット氏によるレチタティーヴォ・アッコンパニャートの講義。基本的なレチタティーヴォの歌唱に関するイタリア語のアクセントや文法を、役者による朗読や歌手の歌唱の音源を用いながら説明しました。
後半は、受講生の歌唱志願者(団員)による「ドン・パスクワーレ」のレチタティーヴォを用いた実演があり、ベッロット氏から講義内容を踏まえた具体的な表現の提案がなされました。最後に「ドン・パスクワーレ」本キャストによるデモンストレーションが行われ、受講生一同拍手喝采の中、本公演への期待が益々高まる有意義な研究会になりました。