4月29日公演にバルトロで出演する柴山昌宣よりメッセージが届きました♪
—本公演にかける想いを教えてください!
『12年前に新国立劇場でバルトロ役を初めてやらせて頂きました。
その当時は試行錯誤を繰り返し必死に役作りをしていた記憶がありますが、今回は不思議と自然体で稽古に参加しています。
何故かバルトロの気持ちに切ないくらい共感出来るのですが、「藤原」でロッシーニ作品、中でもセビリャに出演する責任感、またマエストロ・ゼッダへの追悼の気持ちを感じながら歌わせて頂きます。』
—公演の注目ポイントはどこですか?
『珠玉のロッシーニ作品の中でも最も有名はこのオペラ。
僕が演じますバルトロはロジーナに恋い焦がれる後見人。
バルトロの存在がなければこのオペラ、10分で終わってしまうでしょう。
だって、伯爵がロジーナに告白すれば良いのですから。
理髪師の登場も必要なし。
ところが実際はバルトロのお陰で大騒動が起こる事になる。
お客様にも「また来たよあのジイさん」「でも憎めないなぁ」と感じて頂ける存在になりたいと思っています。』
12年前に初めて演じられたというバルトロ。
月日も経ち、更に深みを増す柴山さんのバルトロをどうぞお楽しみに!!