JOF ブログ

【キャストコメントvol.7】メリベーア侯爵夫人役の中島郁子/富岡明子よりメッセージ★

ランスへの旅_2019
2019年9月5日(木)・6日(金)・7日(土)・8日(日)に新国立劇場オペラパレスで行う藤原歌劇団公演(共催:新国立劇場・東京二期会)「ランスへの旅」のキャストコメント第7弾❣️
メリベーア侯爵夫人役で、今回二期会よりご出演いただくお二人、中島郁子さん(5日&7日)と、富岡明子さん(6日&8日)です✨

 

中島郁子より🎵
★メリベーア侯爵夫人役の“ここを見てほしい!”という注目ポイントを教えてください!
「メリベーア侯爵夫人はポーランドの若き未亡人。
このオペラ・ブッファの個性的な登場人物が多い中でも、特に、品格があって高潔な女性ではないでしょうか。
彼女は、リーベンスコフ伯爵とドン・アルヴァーロの二人の男性から求愛されるとても魅力的な女性です。
オペラの前半、六重唱では、その二人の男性が、彼女を巡って決闘にまで発展しそうになります。(しかし、その修羅場に流れてきた、ローマの女流詩人コリンナの歌う美しい調べによって、一旦、全ての人の心が洗われ平和が訪れます。私はこの場面が一番好きです!)
また、メリベーア侯爵夫人の見どころ(聴きどころ)といえば、オペラの後半のリーベンスコフ伯爵との二重唱でしょう。
メリベーア侯爵夫人とドン・アルヴァーロの関係を疑って、未だに嫉妬深い態度を示すリーベンスコフ伯爵に対して、彼女は、理性を持って厳格に諭そうとします。
この場面では、メリベーア侯爵夫人は、あたかもロッシーニのオペラ・セリアを思わせるように重厚に歌います。
しかし、既に、彼女もリーベンスコフ伯爵に心を奪われており、二重唱が進むにつれて、次第に頑なな心を解きほぐして行き、彼に寄り添うような甘く柔らかな、そして純愛のようにドキドキするような昂揚感を伴った二重唱と変化していきます。
ロッシーニ特有の超絶技巧で描かれた、コントラルトとテノールの美しい愛の二重唱をご期待下さい!」

★今回の公演への想いをお願い致します!
「ロッシーニに恋をして、どのくらいの月日が経ったでしょうか…。
思えば、大学在学中、ロッシーニの旋律の美しさに魅了されて、毎日毎日、ロッシーニの楽譜を読むことが楽しくて仕方がなかった頃を思い出しています。
今回、新国立劇場と東京二期会が共催ということで、藤原歌劇団の公演に、二期会歌手として出演させて頂けます事を大変光栄に思っております。
共演者の中には、学生時代やイタリア留学中にロッシーニの魅力を語り合い切磋琢磨した仲間達がいたり、ロッシーニのスペシャリストとも言うべき大ベテランから若手の歌手が一同に揃う稽古場では、ロッシーニ愛に溢れ、笑いの絶えない、どこかイタリアの雰囲気を思わせるような(オペラの舞台はフランスですが)、とても贅沢な一か月を過ごしております。
稽古場からの帰り道は、いつも足取りも軽く、心も軽く、とても幸せな気分です。
まだまだ残暑厳しい日々でもありますが、日本の多くの皆様と共に、この幸せな時を過ごせたら嬉しく思います。
新国立劇場オペラパレスでお待ちしております!」

 

富岡明子より🎵
★メリベーア侯爵夫人役の“ここを見てほしい!”という注目ポイントを教えてください!
「メリベーア侯爵夫人の、凛とした強い性格を表すような音楽の中に、リーベンスコフ伯爵との恋愛が成就することによって、幸福感や華やかさが加わっていく過程を楽しんで頂けたらと思います。
メリベーアの生真面目さや率直さが、私にはとても純粋で可愛らしい女性に感じられるのですが、皆様はどうお感じになるでしょうか。。♪」

★今回の公演への想いをお願い致します!
「所属の枠を超え、力をあわせて、素晴らしいカンパニーで公演に参加出来ることをとても幸せに思っています!
オペラでこその、古き良き時代の大らかで明るい世界を、お客様に満喫して頂けましたら幸いです。」

 

今回は二期会より藤原歌劇団公演にご出演いただく、新国立劇場や日生劇場などのオペラでも引っ張りだこな麗しきメッゾ・ソプラノのお二人、中島郁子さんと富岡明子さん❣️
身体中を響く深い声と、軽妙なアジリタのコントラストをぜひ劇場でお楽しみください✨
新国立劇場オペラパレスでお待ちしております‼️

 

オンラインなら24時間チケット購入ができますので、是非ご利用ください♪♪
 
✨「ランスへの旅」公演特設サイトはこちらから👇♪
201909reims

WEBでチケットを購入 お電話でチケットを購入