タイトルロール・リゴレット役の須藤慎吾(2/1&8)と上江隼人(2/2)です✨
須藤慎吾より
★リゴレット役の“ここを見てほしい!”という注目ポイントを教えてください!
「様々なオペラの登場人物の中でもリゴレットは特に謎の多い人物ですが、ユゴーの原作『王の悦楽』序文にはリゴレット(原作ではトゥリブレ)の興味深い設定が書かれています。
彼は不幸な身上を理由に周りの人々を強く憎悪し、そのためいつも孤独に苛まれています。
唯一の娯楽は公爵(原作ではフランス王)を使って他人を破滅させること。
公爵を堕落させたのも実はリゴレットであるという設定です。
そんな彼の人物像に、昨今のダークヒーローを主人公にした映画『ジョーカー』のアーサーやドラマ『ブレイキング・バッド』のウォルターなどヴィラン(villain=悪役の主人公)の原型を感じずにはいられません。
オペラ『リゴレット』は哀れな宮廷道化の身に偶然起こる悲劇ではなく、ヴィランたる彼自身が引き寄せる悲劇なのではないでしょうか。
全編を通じてリゴレットの内包するダークさを感じていただきたいです。」
★今回の公演への想いをお願い致します!
「リゴレットは何度も歌っている役ではありますが、藤原歌劇団のリゴレットには特別な重みを感じています。
藤原歌劇団としては13年ぶりのオペラ『リゴレット』。
たくさんのお客様のご来場をお待ちしております。」
上江隼人より
★リゴレット役の“ここを見てほしい!”という注目ポイントを教えてください!
「リゴレットはとても悲しく救いのない話です。
リゴレットが背負っている運命を、精一杯演じらればと思います。
特に終幕はヴェルディが演劇と音楽を融合させようとしていた場所のように感じます。
ヴェルディが思い描いてたものが少しでも感じて頂けたらと思います。」
★今回の公演への想いをお願い致します!
「藤原歌劇団でタイトルロールを歌わせて頂いて大変光栄に思っております。
感謝の気持ちで一杯です。
後、人生で何回リゴレットを歌えるかわかりませんが、歌手人生をかけて一緒懸命歌わせて頂きます。
宜しくお願い致します。」
ヴェルディバリトンの中でも重要なレパートリーであるリゴレット。
この難役のタイトルロールを、今最も輝かしい二人のバリトンが担います。
藤原歌劇団が鉄壁キャストでお送りする「リゴレット」を、ぜひ劇場でご覧ください‼️
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