第2弾は、ジョルジョ役を務める伊藤貴之(10日・12日)、小野寺光(11日)のメッセージをお届けします✨
♪伊藤貴之より
★ジョルジョ役の“ここを見てほしい!”という注目ポイントを教えてください。
「エルヴィーラの叔父であるジョルジョは、エルヴィーラには本当の幸せを掴んでほしいので、自分の兄であるヴァルトンを説得してアルトゥーロとの結婚の許しを得ます。
ついにアルトゥーロと結婚が出来ることがわかったエルヴィーラの喜ぶ姿を見て自分も安堵と幸せに溢れるジョルジョ、そしてその時に一緒に歌う2重唱是非お聞きください。
のちにアルトゥーロに裏切られ絶望の淵にいるエルヴィーラを見て、ジョルジョは自分の命と引き換えてもこの子を助けてほしいと願います。
全編通してこのジョルジョの愛を見ていただけたらと思います。」
★今回の公演への想いをお願い致します!
「このコロナ禍において、まずオペラができることにとても感謝しております。
様々な制約がある中で大変ではありますが、それでもこの天才ベッリーニの書いた美しい旋律の数々を聴いていると、夢の中にいるようなとても心地よい気分で満たされます。
なぜこんな素晴らしいメロディがかけるのかと思う場面がたくさんありますし、上演機会が少ないことも理解できます。
今回は自分にとっても挑戦ではありますが、是非この機会にたくさんの方に観に来ていただけたらと思います。劇場でお待ちしています!」
♪小野寺光より
★ジョルジョ役の“ここを見てほしい!”という注目ポイントを教えてください。
「ズバリ、ジョルジョのアリア《Cinta di fiori》に注目して聴いていただきたいです。
ジョルジョはエルヴィーラの叔父でありながら、我が子の様にエルヴィーラの事を愛しています。
しかし、エルヴィーラがアルトゥーロに見捨てられたと勘違いし発狂してしまうと、ジョルジョもまた彼女と同様に深く傷つきます。
このアリアはベッリーニの歌曲《Vaga luna che inargenti》を彷彿とさせ、シンプルで美しい旋律が、よりジョルジョの哀しげな様子を表しているように思います。」
★今回の公演への想いをお願い致します!
「実は、過去に私が大学院生だった頃、今回の演出家でもある松本重孝先生の下で「清教徒」のジョルジョのデュエットを二つ勉強した事がありました。
当時はまだ歌う事だけに一生懸命で、ジョルジョという役柄に真正面から向き合う事が出来ていなかった様に思います。
しかし今またこうして松本先生の下でジョルジョと向き合い、ベッリーニの音楽と向き合う事で、当時感じることができなかった様々な発見と出会う事が出来ました。
ジョルジョという役は、近年私が歌ってきた役柄とは大きく違い、私にとって新たな一歩にふさわしい役柄だと思っております。
「フィガロの結婚」のフィガロや、「ランスへの旅」のシドニー卿とは一味も二味も違う、小野寺光のジョルジョを是非とも聴きにいらしてください。」
近年、藤原歌劇団公演で度々ダブルキャストを務めている伊藤と小野寺が、今回「ジョルジョ」に挑みます✨
美しくも儚いベッリーニの音楽を、ぜひ生でご堪能ください。
来年で開場25周年を迎える新国立劇場にてお待ちしております❣
皆さまに安心してご来場いただける公演づくりを目指して公演実現に向け準備を進めております。
どうぞご支援・ご声援のほど宜しくお願い申し上げます!
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