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♪作品の楽しみ方♪その3

イル・トロヴァトーレ
✨新企画✨オペラ初心者の方やオペラマニアの方まで、その作品を骨の髄まで楽しめる!?オペラ鑑賞ガイドをお届けいたします🎶
 
2022年1月29日(土)・30日(日)東京文化会館大ホール、2月5日(土)愛知県芸術劇場大ホールにて上演する藤原歌劇団公演「イル・トロヴァトーレ」の楽しみ方第3弾❣️
過去の藤原歌劇団公演写真と共にオペラの裏側、味わい方を知り、ぜひ劇場でより深く作品の魅力をご堪能ください‼️
 
 
Vol.3《怨念の復讐と宿命のライヴァル》
〜マンリーコは誰に育てられたのか?〜
 
 
マンリーコをさらったのは、ロマの娘アズチェーナだった!
彼女の母もロマの占い師だったが、赤子のマンリーコの傍で呪いをかけた疑いで逮捕され、火あぶりの刑に処せられた。娘のアズチェーナは復讐のためマンリーコを誘拐し、燃える炎の中に投げ込もうとしたのだが、間違って自分の子を投げ込んでしまった(そんなことって、ある?)。息子の代わりにマンリーコを大事に育て、彼に母親の復讐を果たしてもらおうとしたのだ。

1996年 藤原歌劇団公演「イル・トロヴァトーレ」より アズチェーナ:マリアーナ・ペンチェーヴァ/合唱:藤原歌劇団合唱部

1996年 藤原歌劇団公演「イル・トロヴァトーレ」より
アズチェーナ:マリアーナ・ペンチェーヴァ/合唱:藤原歌劇団合唱部

マンリーコの復讐の相手は政敵でもある兄のルーナ伯爵。二人は同じ女性を好きになった恋敵でもあり、宿命のライヴァルでもあったのだ。

1996年 藤原歌劇団公演「イル・トロヴァトーレ」より レオノーラ:マリア・グレギーナ/マンリーコ:アルベルト・クピード/ルーナ伯爵:フランコ・ジョーヴィネ

1996年 藤原歌劇団公演「イル・トロヴァトーレ」より
レオノーラ:マリア・グレギーナ/マンリーコ:アルベルト・クピード/ルーナ伯爵:フランコ・ジョーヴィネ

「イル・トロヴァトーレ」は怨念の三角関係の恋と、おどろおどろしく陰惨な母娘の復讐のドラマでもあるのだ。
(文章:石戸谷結子)
 
息を呑む展開に目が離せない「イル・トロヴァトーレ」🔥
作品の楽しみ方も次回がラスト❣第4弾はこのあとすぐ👀✨
 
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