藤原歌劇団が創立90周年を迎える2024年の幕開けにお届けするのは、29年振りに上演するC.グノーが作曲したグランド・オペラ「ファウスト」、合唱・バレエを含む豪華プロダクションを新制作で東京・愛知のお客様へお届けします🕊🎵
【東京公演】
2024年1月27日(土)、28日(日) 14:00開演/13:00開場 東京文化会館 大ホール
【愛知公演】
2024年2月3日(土) 14:00開演/13:00開場 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
キャストコメント第7弾は、メフィストフェレス役を演じる、アレッシオ・カッチャマーニ氏からのメッセージをご紹介します✨
Q メフィストフェレスはどのような人物か
私にとって、メフィストフェレスはもちろん邪悪な登場人物です。彼と契約を交わして魂を売った者なら誰でも、あらゆる方法で悪の道に導こうとする悪役ですが、その本当の目的は、それらの者たちに取りついて支配することです。ただ、残念ながらファウストに対しては結果を出せずに終わります。というのも、最終的にマルグリートは天からの、神からの救済を得ることとなり、メフィストフェレスは地獄に落ちるのですから。
いずれにしても登場人物としては悪辣であり、あらゆる手段で常に人々を敵対させ、憎悪の種をまこうとします。サタンの化身であり、あらゆる意味で悪の権化であるというのが私の思うメフィストフェレスです。舞台では、このことを観衆の皆様に伝えられるようにします。
Q この役の見どころ、聴きどころを教えてください!
間違いなくオペラ冒頭です。
ファウストが悪魔に魂を売るという、まさにすべてが始まる瞬間です。メフィストフェレスは、望み通りにファウストの魂を得ることに端を発して、その後のオペラ全体にて繰り広げられる悪だくみに着手します。実際のところ、本当に肝心な部分はオペラ全般に広がっているのですが、ファウストが悪魔メフィストフェレスに魂を売る決心をし、自らの欲望すべてを満たせると考えた冒頭が、間違いなく聴きどころでしょう。
また、本オペラ全曲を通しても、興味深い糸口は数々あります。あらゆる観点から極めて興味深いオペラゆえ、この作品自体が大いに注目されるに値すると私は思っています。
Q 今回の公演への意気込みをお願い致します!
大変大きな意気込みを感じています。というのも、今回初めて「ファウスト」に出演しますので、私にもロールデビューとなるからです。初めてフランス・オペラを歌う訳ではなく、フランス作品への知識はありますが、今回は重要な役ですし、役作りに没入するのは大変魅力的です。悪党や邪悪な役を演じる機会は多かったのですが、特に今回は悪魔の役ですから、演技解釈の点からも期待に胸躍り、舞台が楽しみでなりません。
メフィストフェレスが初役となるイタリアの新星バス、アレッシオ・カッチャマーニが歌い演じる様子を、ぜひ劇場でお楽しみください!
貴重な稽古映像での歌唱シーンも入ったインタビュー動画もぜひお楽しみください♫
チケット情報
東京公演 愛知公演
S席 17,000円 14,000円
A席 14,000円 11,000円
B席 11,000円 8,000円
C席 8,000円 4,000円
D席 6,000円
E席 3,000円
特設サイトはこちら
指揮:阿部加奈子
演出:ダヴィデ ガラッティーニ ライモンディ
【1/27 & 2/3】
ファウスト 村上 敏明
メフィストフェレス アレッシオ カッチャマーニ
マルグリート 砂川 涼子
ヴァランタン 岡 昭宏
シーベル 向野 由美子
ワグネル 大槻 聡之介
マルト 山川 真奈
【1/28】
ファウスト 澤﨑 一了
メフィストフェレス 伊藤 貴之
マルグリート 迫田 美帆
ヴァランタン 井出 壮志朗
シーベル 但馬 由香
ワグネル 高橋 宏典
マルト 北薗 彩佳
合唱 藤原歌劇団合唱部
バレエ NNIバレエアンサンブル
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団(東京)/セントラル愛知交響楽団(愛知)
【主催】公益財団法人日本オペラ振興会
【共催】愛知県芸術劇場、Niterra日本特殊業市民会館(愛知公演のみ)
【助成】公益社団法人日本演奏連盟助成文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援))|独立行政法人日本芸術文化振興会
【都民芸術フェスティバル主催】東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団(東京公演のみ)
【特別協賛】株式会社レイ