歴史と音楽が紡ぐ、儚くも美しい名作日本オペラ。ここでしか味わえない感動を。
2025年3月8日(土)・9日(日) 東京文化会館 大ホールにて上演する
日本オペラ協会公演 日本オペラシリーズNo.87 なかにし礼 作・台本／三木 稔 作曲 「静と義経」👘
キャストコメント第6弾は、演出の生田みゆきからのメッセージをご紹介します✨
Q 「静と義経」は、日本の伝統的な物語を題材にしたオペラですが、この物語を現代の観客に伝える際に、特に注目した点やテーマは何ですか？
「情」と「政治」の対立です。
このオペラはタイトル通り、静御前と源義経の悲恋が大枠ですが、二人の運命を大きく左右する源頼朝が、対立項として大きな存在感を発揮しています。静と義経、そして弁慶たちは、愛情や主従関係を超えた友情という深い絆で結ばれていますが、頼朝は政治家として情に流されず、時に肉親に対してすら冷酷な判断を下します。結果的に頼朝の政治的手腕判断が勝利を収めたように見えますが、一方で頼朝は孤独に苦しみ、またその勝利も永久には続かない…
それぞれの人間が何を追い求めているのか、その生き様が多様に現れるよう演出したいです。
Q オペラ「静と義経」の魅力を教えてください
音楽とドラマの融合です。
何を当たり前のことを、と言われそうですが、普段演劇の現場を手がけることが多い私にとって、音楽の力で、ドラマが増幅されて客席に伝わってくるのがやはり新鮮です。作曲されている音をどうドラマに活かすのかを、音楽チームと共に考えるのも楽しく、「これだ！」とハマると本当に気持ちが良いです（笑）
お客様にも、音からいろんなことを感じていただけるような舞台にしたいです。
Q ご来場くださる皆様へメッセージをお願いいたします
芝居を大切にしてくれる三木先生の音楽、骨太ななかにし礼さんの言葉が、現場の力でどんどん立体化してきていて、とても楽しい毎日です。きっとこの座組なら、さらに細やかに、さらに深く物語を立ち上げていけるように思います。
どうぞご期待ください。東京文化会館でお待ちしています。
公演情報
2025年3月8日(土)・9日(日) 東京文化会館 大ホール 14:00
日本オペラ協会公演「静と義経」
指揮：田中祐子
演出：生田みゆき
3/8 3/9
静 砂川涼子 相樂和子
義経 澤﨑一了 海道弘昭
頼朝 須藤慎吾 村松恒矢
弁慶 江原啓之 杉尾真吾
磯の禅師 鳥木弥生 城守 香
政子 川越塔子 家田紀子
大姫 芝野遥香 別府美沙子
梶原景時 持木 弘 角田和弘
和田義盛 川久保博史 勝又康介
大江広元 三浦克次 中村 靖
佐藤忠信 和下田大典 竹内利樹
伊勢三郎 琉子健太郎 濱田 翔
片岡経春 山田大智 龍 進一郎
安達清経 黄木 透 平尾 啓
堀ノ藤次 別府真也 江原 実
藤次の妻 きのしたひろこ 吉田郁恵
合唱：日本オペラ協会合唱団
管弦楽：東京フィルハーモニー交響楽団
チケット情報
S席 16,000円
A席 13,000円
B席 10,000円
C席 7,000円
D席 5,000円
E席 3,000円
鑑賞サポート
・ヒアリングループ
・レティッサ
・手話通訳（作品解説）
・筆談サポート
・点字パンフレット
お問い合わせ・予約
日本オペラ振興会チケットセンター 03-6721-0874（平日10:00～18:00）
https://www.jof.or.jp
主催：公益財団法人日本オペラ振興会、公益財団法人日本演奏連盟
都民芸術フェスティバル主催：東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団
助成：文化庁文化芸術振興費補助金（舞台芸術等総合支援事業（公演創造活動））独立行政法人日本芸術文化振興、公益財団法人三菱UFJ信託芸術文化財団