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オペラは最大スケールの総合芸術

オペラは最大スケールの総合芸術 オペラと言われると、小難しくて敷居の高いものと思われがちですが、そんなことはありません。世代を問わない老若男女がミュージカルや芝居と同じように観ることを楽しみに会場に足を運んでいます。またその魅力は、実は声だけではありません。
例えば、たった数日のために造られ、そして取り壊される総工費1億円にも上る荘厳な舞台装置や、公演によっては海外から取り寄せられる豪華な衣裳、ラ・トラヴィアータ〜椿姫〜などで登場するバレエダンサーによる華麗な踊り、時には100人近い編成にもなるオーケストラ。そして、歌手とオーケストラとダンサーを1人でまとめ上げ、素晴らしい音楽を紡ぎだす指揮者。
基本的に電子機器を一切使わないオペラは、全てが生ものでその一瞬一瞬に魂が込められているからこそ、同じ作品を何度上演しても同じものが出来ることはなく、「オペラは総合芸術」と言われるのです。その魅力はどんな方でも理解でき、例えるならば、生で観れる映画といったところでしょうか。

オペラの歴史とミュージカルの歴史

勉強している方なら今更なことですが、オペラから派生したのがミュージカルです。明確にオペラというものが生まれたのは、1600年始め頃のイタリアはフィレンツェという町からです。オペラは当初、貴族の楽しむものでしたが、その魅力から民衆にも広がっていきました。
その中で、オペラから派生したオペレッタというコミカルな作品ができ、さらに1800年台のアメリカ、ニューオリンズで発展されたものがミュージカルだと言われています。400年以上も前に生まれ、そして現代のようにインターネットなどの優れた情報伝達手段が無い中で、世界各国に広まったというのはすごいことですね!

オペラ歌手の声の秘密

オペラ歌手の声の秘密 時代の流れと共に文明の発達でマイクが発明された今でも、オペラ歌手はマイクを使わず、1600年に考えだされた「ベルカント唱法」という歌い方で、時には2000人近い観客がいるホールにその声を響かせます。 オペラの長い歴史の裏には、歌手の声を支える歌唱法があるのです。その歴史ある「声」の真の魅力は、録音された音源ではなかなか再現しきれず、やはり劇場でしか感じることはできないと言えるでしょう。
そんな優れた歌唱法である「ベルカント唱法」を身につけるため、歌手は音楽大学などに入り勉強し、卒業後も長い期間を研鑽を積んだ後、やっとお客様の前でその声を披露することができます。 それは正に、スケート選手などプロアスリートと変わらない努力があるのです。
あるベテラン歌手の方が、「その歌声を聴けばその人の人生が分かる」とおっしゃっていました。 マイクを通さないオペラ歌手の声には「ベルカント唱法」という歴史だけでなく、その「歌手自身の歴史」も伝わるほど表現力があるということなのですね。

オペラは芝居の勉強にもなる!?

蝶々夫人の模様 オペラはその長い歴史の中で様々な作品を生み出してきました。そのため、その作品自体や元になっている戯曲が、違うジャンルの作品へと発展することがあります。 例えば、プッチーニ作曲の、日本を舞台にしたオペラ「蝶々夫人」は、「お菊さん」という小説を元にしていますが、ミュージカルでは、同作品を元に、ベトナムが舞台の「ミス・サイゴン」という作品になっています。
また、ミュージカル「RENT」は、プッチーニ作曲のオペラ「ラ・ボエーム」を元にしていますし、「オセロ」は、ヴェルディ作曲の「オテッロ」と同じシェイクスピアの戯曲・・・と、調べ上げたら切りがないほどです。
あらゆる分野に影響を与えたオペラですから、某有名アイドルグループの人もお忍び観劇に来たことがあるとか。そうした有名芸能人と同じ観客として会えるかもしれないというのは、オペラの楽しみ方の一つかもしれません。

公演日数と稽古日数

ミュージカルでは通常、半年〜1年間くらいの稽古期間を経て、1ヶ月間〜3ヶ月間毎に会場を移し日本全国で公演を行うか、または同会場で何年にも渡りロングラン公演を行います。そのため、公演日数は稽古日数と同等であったり、もしくは公演日数の方が長いのが一般的です。
しかし、オペラは、おおよそ6ヶ月間〜10ヶ月間の稽古期間に対し、公演期間は、たった3日間程度。
これには様々な事情がありますが、一番の理由は、オペラではマイクを使わないので、歌手の声や体力の消耗が激しいためです。
また、何か月にも及ぶ稽古の全てを、たった数回の本番に出し切る歌手には大きなプレッシャーがかかります。
マリオ・デル・モナコという世界的なテノール歌手にこんな逸話があります。彼は出番直前の舞台袖で「声が出ないかもしれない。もう降りたい。」とプレッシャーに押しつぶされかけているところを、奥さんにお尻を引っ叩かれて舞台に無理矢理出され、そのままの勢いで歌い出し素晴らしい声を響かせたそうです。
そんな刹那にかけるオペラはやはり、同じ作品を上演しても、同じことを二度は出来ないのです。是非、会場で生のオペラを体感してみて下さい。
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