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JOF Blog 舞台裏レポート

キジムナー時を翔ける 舞台裏レポート

2021.02.17

【キャストコメントvol.4】オバア役の森山京子/松原広美よりメッセージ★

2021年2月20日(土)&21日(日)新宿文化センター大ホールにて上演する日本オペラ協会公演「キジムナー時を翔ける」のスペシャルキャストコメント第4弾❣️
村の民宿を営む老女で、リゾート開発反対派の代表であるオバア役を演じる森山京子(20日)と松原広美(21日)からメッセージが届きました✨

 

♪森山京子より
★オバア役の“ここを見てほしい!”という注目ポイントを教えてください。
「村の自然とウタキ(御嶽)を守ろうと頑固に信念を曲げないオバアは開発こそが村の為になると信じるマサキや村人と対立します。
区長はオバアを諭します『もう少し他人の話を聞いたらどうか』と。

さて、オバアは霊性(シジ)が高くキジムナーを見ることができるということですが、実は私は密かにオバアのその力は弱まっていてしばらくキジムナーには会えていないのでは?と考えています。
そう考えたのは2幕のキジムナーの『人間の閉ざされた知恵』という台詞を聞いた時、オバアも“頑固さ”で“閉ざして”しまっているのでは?と思いました。
オペラが始まってすぐに『降りてくわー』とキジムナーに呼びかけるのですが私はその台詞を、会いたくてもしばらく見えていないキジムナーを探すように言いたいです。
そして最後にとうとうオバアはキジムナーに会えるのです。
それはマサキが17世紀に行ってから変わったようにオバアもきっと“閉ざす”事を止めたからです。
終幕の台詞『キジムナー様がお告げ言みそーいん』は喜びを持って言うつもりです。
それが私のオバアのポイントです。」

藤原歌劇団公演「ラ・チェネレントラ」より

藤原歌劇団公演「ラ・チェネレントラ」より

★今回の公演への想いをお願い致します!
「何年か前に郷里の沖縄へ帰郷した時に、岡本太郎さんの写真集『岡本太郎の沖縄』を見つけました。
1959年と1966年に沖縄を訪れた岡本太郎さんがご自身で撮られ、ご自身のメッセージが入った写真集です。
そこにこんなメッセージをみつけました。
『かつて祖先が全身に受け止めていた太陽の輝きと風の匂い、その充実した気配』
力強く、胸にずんと残りました。
中村透さんのこのオペラは私にその言葉を思い起こさせます。
ごらん頂くお客様に、亜熱帯の生暖かい空気や海の色、夜空、懐かしく優しい方言、三線の音−−−その充実した気配をお伝えできるよう願っております。」

 
 

♪松原広美より
★オバア役の“ここを見てほしい!”という注目ポイントを教えてください。
「私自身は、海なし県である群馬県の出身で“上州空っ風”と呼ばれる突風と共に育ちました。
南の沖縄県とは、県民性が全く異なります。
言葉のイントネーションも、ほぼ逆なので、最初は沖縄語のマスターに苦戦し、ほぼ外国語に聞こえました。
しかも、今まで経験したことない台詞の量。
これは、役者並みの演技力が求められるなと、頭を抱える日々。

役作りが進むにつれ、いかに老け役を演じられるかが、なかなか解らず困りました。
自分では、今回のオバアを67~68歳位に想定していて、そうすると現在40代半ばの自分と20歳以上年齢差があります。
通常であれば、良く反応したくなるときに、反応が遅いように反応したり、つい早く歩きそうになり、歩き方を変えたり。
食事する気にさえなれない時もあった程で、今までで一番、役作りに苦戦したと言えます。

そんな中、演出の粟國淳さんが台詞の読み合わせの稽古を設けて下さり、イントネーションを出そうとする事に気を取られていて、表現が乏しくなっているのを見抜いて下さり、『まず自分の話し方で、話してみよう!』と色々なニュアンスで練習させて下さり、お陰で次第に内面からの表現が出来るようになりました。
また稽古中は、良くイタリア語で話しかけてくれたり、笑わせてくれたりして、私の中のラテンさを維持させて下さいました。
ラテンといえば、上州の嬶も同類だと思ったら、一気にオバアとの共通点を感じる事が出来て、考えてみたら、イタリア人やスペイン人等の西洋人を演じる方が多かった訳で、オバアの方が自分に近いなと(笑)

キジムナーが見え、沖縄の自然や歴史など全てと繋がっているオバアが、目先の物質的な物事で動こうとする人々とは違う次元で、大きな愛をもって動こうとする様に、当日は是非ご注目ください。」

藤原歌劇団公演「フィガロの結婚」より

藤原歌劇団公演「フィガロの結婚」より

★今回の公演への想いをお願い致します!
「星出マエストロとの初稽古では、一フレーズ目から、洗礼を受けました(汗)
1月に出演した『フィガロの結婚』稽古と同時進行の時期だったので、精神的にも一杯一杯で、初めて現場で泣くかと思いました。
その後も、愛あるが上の厳しいご指導は続きましたが、克服できた今では、マエストロと一緒に演奏できる楽しみを実感しています。

公演監督の郡愛子先生は、ほぼ毎回アドバイスを下さいましたが、特に転換点になった稽古は、私がヒールの稽古靴を履いていたところ、先生が靴下を貸して下さり、お陰でドーンとオバアらしい腰が入り、途端に歩き方や姿勢が変わった時でした。それまでは、どちらかというとお婆さんらしく歩く方が良いのかと思い、腰を曲げたり落としてみたり・・・。
同時に郡先生からの『格好良く演じて!』という一言を機に、女主人である自覚を持つことができました。
民宿[あこうの木]を営み、村人たちから敬われる存在であり、2幕フィナーレでは、キジムナーうがん(儀式)を司る老女。
女性が何かと優位な沖縄のオペラなので、オバアがエネルギッシュでなければ、物語が成り立ちません。

こうして諸先生方や共演者の皆さんに助けられ、創り上げてきたオバアを、当日は存分に演じたいと思います!」

 
沖縄の自然を守りたい…と願うオバアに負けないくらい熱い想いを持つ二人のオバアです!
いよいよ明日はゲネプロを行う「キジムナー時を翔ける」💫
沖縄に行ったかのような空気を感じていただける作品です。
この土日は新宿文化センターでお待ちしております!
 
皆さまに安心してご来場いただける公演づくりを目指して公演実現に向け準備を進めております。
どうぞご支援・ご声援のほど宜しくお願い申し上げます!

 

✨「キジムナー時を翔ける」公演特設サイトはこちらから👇♪
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